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Home これ知ってる?

オーロラを見に出かけたノルウェー・トロムソで見つけた日本

田口理穂 / TAGUCHI, Riho by 田口理穂 / TAGUCHI, Riho
2年 ago
in これ知ってる?
オーロラを見に出かけたノルウェー・トロムソで見つけた日本

オーロラの向こうに無数の星が透けて見える©Riho Taguchi

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オーロラを見に、ノルウェーのトロムソに来た。 北極圏内北緯69度に位置し、人口約8万人。木造のかわいい家が並び、おしゃれなカフェがあり、予想以上に素敵。そこで思いがけず日本を見つけた。

ひとつは北極圏水族館ポーラリアのアシカ。4頭中、一番大きく迫力満点なのが19歳で300キロの「マイサン」だ。ショーを兼ねた餌付けのさい、 飼育係が英語の説明で「マイサン」を連発。My son(私の息子)? My sun(私の太陽)?かと思っていたら、実は日本名の「舞さん」だった。アシカを水族館に運ぶとき日本の映像チームが、その様子とアシカの生態についてドキュメンタリーを制作したのがきっかけで命名されたそう。「舞」でなく、「舞さん」であるところが絶妙である。

右手前のアシカがマイサンこと「舞さん」©Riho Taguchi

ちなみにショーと書いたが、マイクを使って大々的にやるのではなく、3人の飼育係がそれぞれボールや棒を使い、近くのアシカが跳ねたり泳いだりするもの。質問コーナーでは3人の飼育係がそれぞれ近くにいる観客と受け答えをし、大きな水族館とは一味違ったアットホームな雰囲気だった。

ノルウェーは日本とほぼ同じ面積でありながら540万人にしか住んでおらず、人口密度は日本の23分の1。 人口密度が低いから、相手を集団と見ず、個々人を尊重したコミュニケーションの取り方が主流なのかもしれないと勝手に考えた。 もうひとつはジュエリーショップ「WABI SABI(わびさび)」。精魂込めて手作りされた指輪やネックレス、ピアスが輝きを放っている。トロムソで採れた石を使ったものもあり、このお店のオリジナルばかりだ。

ジュエリーショップWABI SABI(わびさび)©Riho Taguchi店名の由来は「日本のわびさびの概念に共感しているから」とのこと。

店名の由来は「日本のわびさびの概念に共感しているから」とのこと。4月でも雪が溶けず、年の半分以上が氷と雪で閉ざされたトロムソならではだろう。氷の表面をイメージとした指輪や、世界をイメージした丸い輪のペンダントが目を引いた。わびさび名前のとおり、地味で渋く、味わい深いアクセサリーが懍としている。日本にこのような形で関わってくれている人が遠い異国のノルウェーにいるのだと思うとうれしくなる。

オーロラは、トロムソから船で北上した島スケジャーボイで初めて見て大感激。 最初、薄い時はオーロラか雲かよくわからなかったけれど、そのうち見るコツがわかった。写真に撮るとさらに明るく色鮮やかであり、星がオーロラに透けて見える。オーロラは、緑だけでなく桃色や水色もあり、 ダイナミックに動き出すとさらに迫力満点。

春分を過ぎて、今では夜は22時ぐらいまで明るく、月が地平線から顔を出せないまま、明け方4時ごろにはもう東の空が白んでくる。外にはまだ深々と雪が積もっているのに、一気に白夜の季節に近づこうとしている。

静寂の中、天から羽衣が降りてくるような神々しさを感じた。

Tags: オーロラノルウェー北極圏
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田口理穂 / TAGUCHI, Riho

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ジャーナリスト、裁判所認定ドイツ語通訳・翻訳士。日本で新聞記者を経て、1996年よりドイツ・ハノーファー在住。ライプニッツ・ハノーファー大学卒業、社会学修士。ドイツの環境政策や経済、社会情勢など幅広く執筆。視察やテレビ番組のコーディネートも。著書に「市民がつくった電力会社 ドイツ・シェーナウの草の根エネルギー革命」(大月書店)「なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか」(学芸出版社)、共著に「『お手本の国』のウソ」「ニッポンの評判」(ともに新潮新書)、「コロナ対策 各国リーダーの通信簿」(共著・2021年1月・光文社新書)がある。

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