SPEAKUP OVERSEAs
  • 特集
    • 難民問題
    • 世界コロナ日誌
    • インタビュー特集「聞く」
    • Z世代へのバトン
  • 政治
  • 経営・経済
  • 社会・文化
  • 環境・SDGs
  • これ知ってる?
  • その他
    • 私も応援しています!
    • Our Mission
  • ライター一覧
No Result
View All Result
  • 特集
    • 難民問題
    • 世界コロナ日誌
    • インタビュー特集「聞く」
    • Z世代へのバトン
  • 政治
  • 経営・経済
  • 社会・文化
  • 環境・SDGs
  • これ知ってる?
  • その他
    • 私も応援しています!
    • Our Mission
  • ライター一覧
No Result
View All Result
SPEAKUP OVERSEAs
No Result
View All Result
Home これ知ってる?

ガイジン記者だけGPS追跡?組織委の決定に反対声明

潤ふじを / JUN, Fujio by 潤ふじを / JUN, Fujio
4年 ago
in これ知ってる?
ガイジン記者だけGPS追跡?組織委の決定に反対声明

国際ジャーナリスト連盟が強く反発©IFJ

Share on FacebookShare on Twitter

なし崩し的に「やるしかない」ムードの東京オリンピック。6月8日、東京オリンピック組織委の橋本聖子会長が、外国人ジャーナリストは日本滞在中、スマホのGPSで行動を監視し、ルールに違反して、許されているオリンピック関係の取材先以外を行った場合には、オリンピック記者証をはく奪すると発表した。当然、このルールは日本人ジャーナリストには適用されない。

日本では話題になっていないようだが、海外ではけっこうな議論を呼んでいる。組織委の武藤敏郎事務総長は、「現在のコロナ禍では許容される程度の措置であって、報道の自由の制限にはならないと私は思う」としたが、少なくとも欧州では、GPS追跡は、IT技術によるプライバシー侵害の典型とされ、被疑者などに対してであっても、当局が強制的に使うことには極めて慎重なことを知らないのだろうか。

ベルギー・ブリュッセルに本部を置く国際ジャーナリスト連盟(International Federation of Journalists=IFJ)のアジア支部は、6月16日、「このような措置はジャーナリストのプライバシーを否定し、報道の自由を制限する。この規制を撤回し、ジャーナリストを含めたすべての人たちの安全を確保する別の方法を早急に検討するよう求める」との声明を出した。IFJは、世界40カ国にいる60万人のジャーナリストの声を代表する組織だ。

外国人観客を締め出しても、外国からやってくる人の数は、オリンピックだけで(パラを除いても)6万人と推計されている(内閣官房情報)。そのうち、ジャーナリスト(文字媒体)は5500人、映像媒体を含めても約2万人。つまり、IOC関係や大スポンサーなどのVIPや競技団体関係者などが多く、彼らは「選手村に閉じ込められる」わけでも、GPS追跡されるわけでもなく、都内のホテルに滞在して、自由に行動することになる。コロナ禍で危険視されGPS追跡されるべきは、ジャーナリストだけなのか。

すでに日本に入っている映像媒体関係者の中には、歓楽街に出入りしている人がいるとの指摘もある。最新のプレーブック(最新の6月発表第3版、日本語版は6月17日現在未発表)では、彼らは二週間の検疫を要請されるが、「どうしても取材・撮影が必要です」というような一筆があれば、いつでも検疫は免除されるらしい。

そもそも、いくらGPS追跡しても、二つ以上のスマホを使い分ければ、いくらでも抜け道はあるし、ジャーナリストだけを監視しても、公平性も、コロナ感染予防効果への合理性も乏しい。

ガイジンが新しいコロナ株を持ち込む危険ばかりが取りざたされるけれど、彼らが感染し発病したら、日本の医療はきちんと治療してくれるのだろうか。ダイアモンド・プリンセス号の悪夢が頭をよぎる。

IFJの抗議に続き、7月2日には、ニューヨークタイムズなどアメリカの有力12紙が、連名で組織委に抗議文を送ったことが報じられた。GPSなどによる個人のプライバシーの軽視、日本の記者との差別、報道の自由の侵害などをアピールして、再検討を求めている。(7月3日追記)
 

Tags: GPS追跡Tokyo 2020五輪外国人ジャーナリスト外国人差別
Previous Post

コロナ禍でやる、これでこそ安心安全

Next Post

ネパール:コロナ感染爆発、独特の驚きの事情

潤ふじを / JUN, Fujio

潤ふじを / JUN, Fujio

欧米での在住年月が人生の半分以上に。コンサルタント業、マネージメント業などを行う傍ら、複数のライター・ジャーナリストグループのまとめ役を務め、自らも発信し続ける。Speak Up Oversea’s発起人。

Next Post
ネパール:コロナ感染爆発、独特の驚きの事情

ネパール:コロナ感染爆発、独特の驚きの事情

No Result
View All Result

人気記事ランキング

  • 世代の差―ピザとSUSHIの間

    世代の差―ピザとSUSHIの間

    110 shares
    Share 44 Tweet 28
  • 海外で不妊治療を受けたら、「国外犯」になってしまうかも

    73 shares
    Share 29 Tweet 18
  • 死刑は国家による精神的拷問―死刑廃止を求める世界に日本の影薄し

    358 shares
    Share 143 Tweet 90
  • ハンガリーから西側へ冷戦終結への道筋をつけた「汎ヨーロッパ・ピクニック」

    246 shares
    Share 98 Tweet 62
  • 法治主義-ドイツの社会を貫くもの 前編

    253 shares
    Share 101 Tweet 63

公式SNSアカウント

Facebook Twitter
運営会社 プライバシーポリシー

© 2020 speakupoverseas.com touchpoint.inc

No Result
View All Result
  • 特集
    • 難民問題
    • 世界コロナ日誌
    • インタビュー特集「聞く」
    • Z世代へのバトン
  • 政治
  • 経営・経済
  • 社会・文化
  • 環境・SDGs
  • これ知ってる?
  • その他
    • 私も応援しています!
    • Our Mission
  • ライター一覧

© 2020 speakupoverseas.com touchpoint.inc