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Home 環境・SDGs

#BePlasticWise -Ocean Wiseが提唱するプラスチック製品撲滅推進活動-@カナダ

三島直美 / MISHIMA, Naomi by 三島直美 / MISHIMA, Naomi
7年 ago
in 環境・SDGs, 社会・文化
#BePlasticWise -Ocean Wiseが提唱するプラスチック製品撲滅推進活動-@カナダ

plastic bags

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今年は海洋汚染問題に注目が集まっている。中でも深刻化する「プラスチック汚染」が焦点だ。4月の環境月間でも、6月にカナダで開催されたG7(主要7カ国首脳会議)でも取り上げられた。「世界経済フォーラム」(通称:ダボス会議)では、2050年までに海中は魚の数よりもプラスチックの方が多くなると警鐘を鳴らしている。

そんな世界規模の問題に個人でもできることを推進する活動が#BePlasticWise。提唱するのはバンクーバー水族館が主導する環境活動団体Ocean Wiseだ。一人ひとりがプラスチックの使用を減らすことで、海へ流れる量を少しでも減らそうと呼び掛ける。さまざまな恩恵をもたらす海が人間の手によって汚染される事実から目を逸らすのはもうやめようと世界が動き出した。

#BePlasticWiseの記者会見。ナイチンゲール博士(右端)が会場にいる人々にPledgeするよう呼びかけた。2018年3月14日バンクーバー市。©MISHIMA, Naomi
#BePlasticWiseの記者会見。ナイチンゲール博士(右端)が会場にいる人々にPledgeするよう呼びかけた。2018年3月14日バンクーバー市。©MISHIMA, Naomi

#BePlasticWise‐できることから始めよう-

今年3月14日から16日までカナダ・ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市で環境とビジネスを考える環境会議“GLOBE 2018”が開催された。そこでOcean Wiseが提案したのが#BePlasticWiseへの参加だ。

まずはOcean Wiseのホームページ(https://ocean.org/)から“Pledge「約束」”して参加する。そうするとプラスチックの使用を個人でも減らせるヒントが登録したメールアドレスに定期的に送られてくる。こうしてプラスチックの使用を減らすことを意識づけるのが狙いだ。Pledgeを守るかどうかは本人次第。

バンクーバー水族館館長でOcean Wise会長のジョン・ナイチンゲール博士は、この運動を始めた理由について、「バンクーバー水族館は海岸線の清掃をこれまで約25年間続けて来た」と語り、こうした世界的な動きの中、賛同するのは当然と語った。

海岸線の清掃は “Clean-up Shoreline”として同水族館主導でコミュニティと共に現在でも続けられている。2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災の影響によりBC州沿岸に流れ着いたガレキやゴミの清掃も、同水族館主導の下に行われた。

海洋環境の保全は、全ての海洋生物、そして我々人間にも恵みをもたらす。プラスチックの危険性がさまざまな研究で明らかになっている今、地域に根差した水族館の取り組みに注目したい。

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恐怖!マイクロプラスチックが海を覆う

UNEPによると、年間800万立方トンのプラスチックが海に流れ出しているという。想像すらつかない数字だ。

Ocean Wiseによると、プラスチックには直接的な影響と間接的な影響があるという。直接的な影響とは、何らかの理由で海に流れ出した使い捨てプラスチック容器や漁業用の網などが、海洋生物の首に巻きついたり、海洋動物がそれらを飲み込んだり、海岸に流れ着いたりして、目に見えて分かる。

間接的な影響とは目に見えないが確実に海中に存在するマイクロプラスチックだ。#BePlasticWiseの記者会見の時にも、その危険性が指摘された。

マイクロプラスチックとは、直径5ミリ以下のプラスチック破片のことを指す。主に3つの種類がある。

1つはマイクロビーズ。歯磨き粉や美容製品などのパーソナルケア製品に研磨剤として含まれる微細なプラスチック粒子。2つ目は砕けたプラスチック製品。長い年月をかけてプラスチック製品が細かく砕けたもの。3つ目はマイクロファイバー。プラスチック製衣類を洗濯した時に細かい繊維がほつれ洗濯水と共に海に流れ出たもの。

UNEPはすでに51兆個ものマイクロプラスチックが世界中の海に存在していると試算している。

その影響は、プラスチックの有害物質が半永久的に海を汚染するというだけでなく、海洋生物の食物連鎖に組み込まれ、地球上の生き物に影響を与える。人間も例外ではない。

海を漂うマイクロプラスチックを動物性プランクトンが食べる。それを小魚が食べ、小魚を大きな魚が食べ、その魚を人間が食べる。自分たちが捨てたプラスチック容器が、回り回って私たちの体内に入ってくることになる。


野生のオットセイの首に巻きついたビニール紐を取り除く作業するバンクーバー水族館の職員たち

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使い捨てプラスチックはもうやめよう!

マイクロプラスチックの危険性は早くから指摘されてきた。研究もさまざまな機関で行われている。

UNEPでは2011年にはマイクロプラスチックの危険性を指摘。2014年6月ケニアのナイロビで開催された第1回国連環境総会で世界に訴えた。2016年5月第2回総会では海洋プラスチック廃棄物の脅威に関する詳細な研究報告書 “Marine plastic debris and microplastics”を発表している。

カナダでは2015年7月に当時の環境省がマイクロプラスチックの詳細な研究結果を報告。2016年6月に環境および気候変動省がマイクロビーズを有害物質リストに追加、同年11月には製造・輸入・販売の禁止を発表。2018年1月から段階的に実施されている。

カナダ・バンクーバー市で開催された環境・ビジネス会議GLOBEでのOcean Wiseのブース。訪れる人に海洋生物保護の重要性を説明していた。2018年3月15日。©MISHIMA, Naomi
カナダ・バンクーバー市で開催された環境・ビジネス会議GLOBEでのOcean Wiseのブース。訪れる人に海洋生物保護の重要性を説明していた。2018年3月15日。©MISHIMA, Naomi

そして今年に入って啓蒙活動が加速した。世界の流れは確実にプラスチック削減へと動いている。

カナダでは、6月6日ファーストフードチェーン店A&Wカナダがプラスチック製ストローの使用を停止すると発表した。6月13日バンクーバー市がプラスチック製ストロー、カップ、フードコンテナの使用禁止を決定。プリンスエドワード島州では6月8日、カナダで初めて州として小売店のビニール袋使用禁止を決定した。これらはほんの一部だ。

しかし、こうした政府や企業の取り組みも、個人が実行しなくては効果が生まれない。広大な海の保全は、結局一人ひとりの意識と行動力にかかっている。まずは#BePlasticWiseに参加してみてはどうだろうか?


マイクロプラスチックが貝類に溜まっていくOcean Wiseの説明ビデオ(英語)

トップ写真:©European Union 2018

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Tags: マイクロプラスチック海洋環境環境問題
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フリーランス・ライター。カナダ・ブリティッシュコロンビア州立サイモンフレーザー大学卒業後ライターに。バンクーバー在住。主にカナダの社会事情や政治・スポーツについて主に執筆。

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